A1 & A2 ; GSM携帯電話機とSIMカードの関係
日本の携帯電話はPDC(パーソナルデジタルセルラー)やCDMA方式といった独自の通信方式を使用しているため、海外では通話することが出来ません。つまり、海外では電波の届かない圏外となってしまいます。(正確には異なる周波数帯)
そこで、海外ではその国での通信方式で通信出来る携帯電話が必要なわけです。
世界ではGSMといわれる通信方式(世界160ケ国以上)が一般的です。
GSM用の携帯電話機は、SIMカード(シムカード)と呼ばれるICチップを挿入して初めて携帯電話として機能します。この辺が日本と大きく違います。
SIMとはSubscriber Identify Module(加入者識別モジュール)の略でGSMサービスに加入すると発行され、GSM方式の電話機
にセットして使用します。GSM方式の電話機はこのSIMカードをセットして初めて使用できるという仕組みになっています。
SIMカードには携帯電話番号、電話帳、回線契約に関わる情報などが記録されています。そしてその国の電話会社あるいはその国で使用できる電話会社のSIMカードを購入し使用することで自動契約になるわけです。その支払い方法でプリペイドとポストペイド式があります。
GSMネットワーク(Global System for Mobile
communications)は、世界で最も普及している携帯電話ネットワークで、
日本・韓国などの一部の地域を除く多くの国で採用されています。
GSMネットワーク内ではGSM携帯電話機本体とは別に上記の理由でSIMカードが必要となるわけです。
逆に、SIMカードさえ持っていれば、日本での機種変更という手続きはSIMカードを差し替えるだけで簡単にできてしまいます。また、当社扱いのGSM携帯は全てSIMロックフリーですので、原理的にはどのSIMカードでも使用することが出来ます。
<SIMカード装着写真>

■携帯の裏カバーをはずし ■バッテリーはずしたら赤いボーダフォンのSIMカードがみえます。
バッテリーがみえます。
左は皆さんご存知のヤドカリの写真です。ちょうどGSM携帯の携帯電話機とSIMカードの関係は、このヤドカリに似ております。ヤドカリはいつでも外側の貝殻を自分のすきなものに交換できます。
A3 ; GSM のバンド(周波数帯)について
統一規格のGSMの中でも地域により大きく分けて以下の3つの周波数帯があります。つまり900とか1800とかの数字はその周波数を表しております。なお、WCDMA方式は日本とヨーロッパの一部で採用されております。
GSM 900 MHz;日本と韓国を除く世界中で使われている基本周波数帯。
GSM 1800 MHz;世界の都市部を中心に普及。
GSM 1900 MHz;北米(ハワイ、グアムを含む)普及。
WCDMA;日本とヨーロッパの一部
GSM 850 MHz; 中南米を中心として普及。
それから、GSM900と1800対応機種をDUALバンド、それに1900が加わった機種をトライバンド、GSM850(南米)も使える
機種をクワッドバンドと呼びます。W−CDMAとGSMのDUAL機を3G携帯またはGLOBAL携帯とでも呼びますか?
なぜかと申しますと、3G携帯とは”第三世代携帯”の呼び名で必ずしもW−CDMAとGSMのDUAL機を指すものでない
と理解するからです。だからDoCoMoのFOMAは3G携帯だけどDUAL機ではない。従って海外のGSM圏内では、
別の携帯が必要になるわけです。そこで私的な呼び方ですがGLOBAL携帯と呼びたいと思います。
A4 ; W−CDMAについて(3G 携帯)
WーCDMAとは(Wideband Code Division Multiple Accessの略。);日本とヨーロッパの一部で使用され、 高速データ通信や音声、動画、画像などのマルチメディア通信に優れた世界標準の通信方式。
日本では、ボーダフォンより2機種、V801SH と V801SAがW−CDMA/GSM対応機として発売されております。いずれもUSIMと呼ばれるSIMカードが標準装備され国際ローミングサービスの契約をすることにより世界のローミング対応地域(世界106の国)で使用可能となります。また、ボーダフォン社はUSIMカードについて下記の注意書きをしておりますので、参照ください。
| ● |
ボーダフォングローバルスタンダード携帯電話は、USIMカード以外はご利用いただけませんので、あらかじめご了承ください。 |
| ● |
ボーダフォングローバルスタンダード携帯電話以外の携帯電話と、ボーダフォングローバルスタンダードカード(
USIMカード)の整合性につきましては、弊社では一切の保証をいたしかねます。 |
DoCoMoのFOMAはW-CDMA機ですが、GSM機ではないためFOMA機は海外で使用することはできません。中に国際ローミングができるSIMカード(FOMAカードと呼ばれる)が内臓されています。そのFOMAカードを海外のGSM携帯に装着することによりDoCoMoの国際ローミングサービスの通話と料金による海外サービスが受けられるものです。GSM携帯電話が必要になります。この点がVodafoneとは違いがあります。*)
A5 ;国内携帯の海外対応1;
DoCoMo については上記A4で述べましたようにFOMA機自体は海外では使用できません。あくまでFOMAカード(SIMカード)を海外でGSM携帯に装着を前提としております。また、MOVAの機種は本年6月よりWORLD
WALKER G-CARD(¥2,100で基本料金はない。)が発売され、MOVA所有の方もこれにより、GSM携帯があれば、同じ番号で海外で通話できます(国内使用不可)。
また、Vodafoneにつきましては、GSM携帯電話機でもあるので、そのまま国際ローミング地域であれば問題なく使用できると思います。また、海外のGSM携帯にUSIMカードを装着しての使用は可能の場合もあるがその整合性とその動作を保証するものではありません。とボーダーフォン側は注釈しております。折角ボーダフォンの機種があり、電話番号もそのまま海外で使用できるので、わざわざGSM機に装着する意味があるでしょうか?ただ私見になりますが、維持費や通話料金の安く済む方法が他にあるかと思います。それはまた機会がありましたら検討したいと思います。それとUSIMカードの別の使い方もあるように思います。これもまたあとで調査、検討したいと思います。
A6 ;国内携帯の海外対応2;
2004/9月22日 Vodafoneから3G端末、W-CDMA/GSM携帯電話7機種(VGS)端末が一斉に年内発売の発表がありました。形もノキア、ソニーエリクソン、モトローラといったGSM携帯メーカーのものもあり従来の海外(GSM)携帯電話と差がなくなってきました。それもそのはず、このVodafoneの今回の展開は日本のみならずイギリスのVodafone社が中心となり世界各国の共通のプラットフォームに基ずいた展開で、つまり同じ端末で世界中で使用可能な携帯端末の展開なわけです。グローバル化の展開の一端です。
さらに、
今年の暮れから来年にかけてDoCoMoも3G端末を発売するとの発表もあります。このように3G端末の新製品が次々と発売され、日本に住む私たちにとってGSM単体の携帯電話は無用のものになりそうです。たまの海外渡航でしたら3G端末で事足りるような気もします。
これからは、極めて私見になりますがひとつの現段階でのまとめみたいなものを以下に展開してみます。
1)日本で発売、契約の携帯電話の利用;
これは、VoderfoneやDoCoMoなどの携帯電話を契約し、海外へ渡航の際は契約の国際ローミングサービスで渡航先での通話を可能にする、一番オーソドックスな形になるでしょう。この際海外での通話は各国のローミングサービス料金となります。
なお、DoCoMoは今のところGSM携帯または3G携帯を別に用意しFOMAカードまたはWORLD
WALKER G-CARDを利用する方法です。*)12/16DoComoはVodafoneに続くべくW-CDMA/GSMのデユアル端末の発売を発表しました。NEC製でN900iG、12/25の発売とのことです。もちろん国際ローミング機で専用使用(シムロック方式)となります。
1)の方法の長所は、国内と同じ電話番号で海外でも使えるところです。また、Vodefoneは、さらに一台の電話機で海外と両方使えるというところです。短所は両方に言えることですが、国際ローミングサービスでの海外利用ですので、ローミング通話料金(国により違う)が高いので通話料金が高くつくところです(送信だけではなく着信の場合も料金がかかる)。また、ローミング者同士の通話は国際通話になる、というところです。
2)海外発売の3G
携帯電話の利用;
これは、海外が中心となり日本での利用は逆にローミングインというまったく上記1)の逆の利用です。ローミングインの仕方は各国の電話会社のローミング契約済みのSIMカードを使います。または、手っ取り早いのは日本でVordafoneのU−SIMの利用だけの契約をします。(月¥3,000くらいの基本料金からいろいろのコースがある。)日本ではそのU−SIMで通話を可能とします。海外では、ローミング通話もできますが、その国のSIMカードを購入(または契約)して通話をする利用の仕方の方が賢明です。この方法はなにか人と違う携帯電話の使い方としてカッコ良さがあります。
3)日本では日本専用の携帯電話を使い、海外へ渡航の際はGSM端末でその国のSIMカードを使う。これが一番安上がりな使用方法のような気がします。ただ、1)のような国内と同じ電話番号はできません。また、対応が英語ないしは現地語のため使いなれないと戸惑ってしまう。また、渡航先が一回で複数にわたる場合などはその国々でSIMカードを購入差し替えが必要になります。
大きく分けて上記3通りの使い方が考えられます。その中間(併用)やまた新しいやり方もあるかもしれません。そしてそれぞれで通話料金や使う方の電話の仕方などでまた違ってくるかと思います。参考にしていただければ幸いです。
また、海外用携帯電話のレンタルという方法もありますが、これはまったく短期で渡航の回数も1回だけで次の予定もないというような1回コッキリ渡航に適していると思います。手軽に利用できますが、エアーポート受け取り(使い慣れていない携帯電話を使用する。)や料金(レンタル会社によりまちまちなのでよく確認ください。)が後払いのため何か見えないものがあります。だいたい通話料金は高めです。
■参考までに、各社の国際ローミング利用料金を下記のリンクでご確認ください。
1)Vodafone
2)DoCoMo
3)au
■また、少し補足になりますが、海外へ渡航の際は海外から日本へ通話できるプリペイド国際電話カードの持参をお勧め致します。ダイレクト通話はもとより各ローミング通話は高い国際通話になります。カードや国により違いますが、¥1,000で15分(1分¥67)から30分(1分¥33)通話できます。(デスカウントカードならもっと安い)宿泊先ホテルから日本へ電話を頻繁にしてホテル代より電話代が高かったなどの経験をお持ちのかたもあろうかと存知ます。
Q8: 日本の携帯電話は、安い(0円からある)のに何で海外の携帯電話は高いのですか?
A8;
これは日本の携帯電話の契約方式と海外の携帯電話の利用方式の根本的な違いがあります。
日本は最初の契約時に電話機を安く提供する代わりに毎月の基本料金を支払う、言い換えれば電話機を分割払いで買う契約をするようなものです。そのような事情から長期契約者(長期分割払い者)は1年割引、ポイント割引とかが存在するわけです。さらに、長期に通話料金(高い?)をお支払いただく事で電話機を安く提供しても採算が合うようなシステムとなっている訳です。つまり日本の場合はまるごと(囲い込み)契約でトータル的にサービスを提供するシステムです。
一方海外の場合は、自由選択性が高いため電話機は電話機として、通話契約(SIMカード)は別になっているため、それぞれで採算をとらなくてはいけないため電話機は本来の値段となっているわけです。また、通話料金ではポストペイドとプリペイドとありますがそれぞれの国(電話会社)により様々な方式があります。一般的に通話料金は日本より安めです。
Q9:海外で買った携帯電話(GSM専用)を 日本で使えるようにしたいのですが?また、DoCoMo shop や Soft Bank Shopへ行けば契約で使えるようになるのでしょうか?
A9: 日本専用の携帯電話(PDC、CDMA方式)が海外で使えないと同じ(反対の理由)に海外専用(GSM方式)の携帯電話は、日本では使用出来ません。(日本ではGSMの電話方式が存在しない。)それを日本の通信会社へ持っていってもどうしようもございません。
ただ、3G方式の携帯だと日本でも使えますが、日本のキャリアの場合契約用の携帯電話として自社携帯を設定していてそれ以外の携帯を持ち込んでも契約や使用は出来ません。日本の場合携帯電話と通信サービスが一体となっているからです。
ただ、SIMカードを既に所有していれば、3G携帯は通話のみ使用可能となっております。
Q10 日本でも使える携帯(WCDMA、3G)対応は日本で使用する場合、FOMAカード又はSOFTBANK U−SIMを挿せば、それぞれのWEBサイト(i−MODE、YAHOO KEITAI)へつながり、閲覧したり、専用メール(またパケット定額)も利用できますか?
A10: 日本の場合携帯電話と通信サービスが一体となっている為、契約機種以外i−modeやyahoo ケイタイサイトの利用は出来ないようになっております。そのため、通話やsmsは可能でもパケット通信の利用は出来ません。(パケット定額等は不可)
ただ、定額にはなりませんが、各種ソフトウェアを利用することによりサイトの閲覧やメールの送受信は可能なモデルもあります。